心臓手術??糖尿病あるし、、、
心臓手術が必要と言われたとき、糖尿病を持病としてお持ちの方で気にされるかたがけっこうおられます。
たしかに糖尿病の存在は注意しないと心臓手術のときにさまざまなリスクを伴います。
たとえば創の治りが遅いとか、ばい菌にやられやすいとか、腎臓が弱いとか、動脈硬化が強くなっておれば脳や足の血管に注意とか、ですね。
しかしそもそも心臓手術とくに冠動脈バイパス手術を受ける患者さんのかなりの部分は糖尿病をもっておられるのです。
そこで経験豊かな心臓外科医やそのチームは糖尿病のコントロールのベテランなのです。
そして糖尿病なのに心臓手術をするの?というのも理解できますが、「糖尿病だからこそ心臓手術する」ということもあるのです。
たとえば冠動脈病変が複雑なケースではバイパス手術が威力を発揮します。
糖尿病の人ではそうでない人より手術の効果があり、カテーテル治療PCIとの差はより歴然とします。
バイパス手術が糖尿病の患者さんで光る理由は、バイパスに使う内胸動脈が心臓の冠動脈よりずっと動脈硬化を起こさない優秀血管だからです。
このメリットは糖尿病が慢性腎不全・血液透析にまで進んでしまった患者さんでは一層光ります。
こうした内容を心臓手術うんぬんの前に、しっかり相談し、吟味して、患者さんがもっとも長生きできる方法やもっとも元気になれる方法を考えるのが勧められます。
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