心臓なんか手術で切ったら生きていけないんじゃない?
心臓手術はこの50年で長足の進歩をとげました。
心臓という、止まってはならない臓器の手術ですから、心臓手術が恐ろしいと思われるのは当然かも知れません。
まして「こころ」が心臓にあると、なんとなく信じておられるかたも、昔の世代の方々にはあります。
しかし現代の心臓手術は他臓器の手術よりは大げさですが、かなり一般手術に近づいたという印象があります。
もはや心臓手術は特殊な、変わりだねの手術ではなく、患者さんを元気にするための、実用的な治療法なのです。
切ったところはきちんと修復し、出血の心配もありません。
たとえば血液のため池のような「心房」や、血液の出口に近い「大動脈」などを切って心臓の中にはいることが多いです。
パワーダウンは起こりにくいのです。
かりに動力源である左室を切る場合(バチスタ手術などの左室形成術など)でも、切ってもあまり困らない、力のない場所をきることで、心臓のパワーダウンを防ぐのです。
時代がかわり、心臓も普通の臓器になりつつある、といったところでしょうか。
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