心臓手術のより良い説明1
Q9. 内科の先生から心臓手術が必要になりそうな話を聞きました。
突然そういわれても困りますし、
なっとく行くだけの十分な説明が受けられませんでした。
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A10: 心臓手術が必要かも知れないと外来で検査のあと突然言われて
びっくりし戸惑う患者さんが少なくありません。
とくに症状が強くない病気たとえば大動脈瘤や僧帽弁閉鎖不全症の一部、
あるいは大動脈弁閉鎖不全症の一部では
心臓や大動脈がかなり危険な状態になっていても、
患者さん自身が感じる症状、いわゆる自覚症状は軽いことが少なくありません。
そうした状況で、外来の先生(通常は内科)に心臓手術の話を持ちかけられても
目が点になるような状況、
「えっ?なんで私が?心臓手術?」状態になるのはよく理解できることです。
内科の先生は内科が専門ですから、
外科手術の詳細まではわからないこともよくあります。
現代は医学医療も細分化され、
循環器内科の先生といえどもあらゆる心臓手術を熟知しておられないことはあります。
循環器内科の先生でも、
たとえば冠動脈(狭心症など)の専門家は弁膜症にあまり関心がない、
などのケースは耳にします。
また研究畑を歩んでこられた先生の中には、実際の患者さんを治したり長期間安全を確保するなどの作業はまったくできないケースもあります。
それは悪い意味ではなく、
それほどそれぞれの分野に打ち込んでおられるとも言え、
そこで餅は餅屋、チーム医療の大切さが再認識されるわけです。
熟練の心臓外科医に一度話を聴くことはそういう意味で大切です。
内科と外科の両方から話を聴くことで、
より多角的な情報が得られ、
矛盾点があると感じたらどんどん質問すれば良いのです。
その質問にきちんと答えられないようなら
さらに他の医師の意見を求めると良いでしょう。
実際、内科と外科の両方の意見を聴くのは
冠動脈の治療では欧米では常識というより義務付けられる方向にあるほどです。
私たち心臓外科医も冠動脈、弁膜症、大動脈、心筋症・心不全、先天性心疾患、など守備範囲が広いため、
それぞれのブレーンを国内外にもち、
おたがい切磋琢磨しながら常にベストを目指して協力体制で臨んでいます。
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