名古屋ハートセンター心臓血管外科外来のご説明―ご希望を遠慮なくはっきりと
名古屋ハートセンターの心臓血管外科外来では、循環器内科ともども、患者さんにできるだけやさしい外来を心掛けています。
ステップ0.まず外来を予約
ステップ1.初診:患者さんのお話を聴いて検査を依頼
ステップ2.検査1:たとえば1週間後
ステップ3.検査2:たとえば2週間後
ステップ4.検査3:たとえば4週間後
ステップ5.説明:たとえば5週間後
というように何度も往復を繰り返し、時間と手間をかけて病院通いすることが必要です。
それは現在の健康保険制度の厳しい制約のもとでは多数の職員を雇えないため、
検査はすべて予約で、予約に入ったものから順次検査を行い、
そのあとに予約が取れる外来で予約を確保して、そのときに説明ということになります。
これでは患者さんの健康は十分には守れません。
その間、特に危険性があるときなどには緊急入院していただくなりして対策を立てるといっても、
そういう病院では労働組合が決める入院「枠(わく)」に気兼ねして必要あらばいつでも入院とはいかないものです。
これがとくに国公立なかでも大学病院でよく見られるのは、多くの患者さんがご存じのとおりです。
ハートセンターではこうした職員中心の運営を、
できる限り患者中心の運営に代えるようにしています。
これは医師だけでなく技師や事務をはじめ、あらゆる職員の献身的努力で成り立っていることで、
患者さんからもお褒めの言葉をよく戴きます。
■ ステップ0.まず外来を予約。電話(052-719-0810)で外来担当看護師(コーディネーターやコンシェルジュの役割をはたします)にご相談し、
たとえば米田正始の外来をご希望の場合は「米田副院長希望」と指名頂ければスケジュール合わせをしてくれます。
もちろん指名のための費用は一切かかりません。
患者さんの状況に合わせて前もって検査の予約を米田と相談の上、入れておきます。
検査が必要かどうかわからない場合は検査予約は入れません。
■ ステップ1.初診:検査予約がある場合はまず問診票を記入していただき、検査を受けて頂きます。
その結果が1時間ほどで出た段階で診察となります。
検査結果や画像を患者さんと一緒に見ながらご説明・ご相談し、治療方針を立てます。
■ 以上で外来は完了です。
一往復、数時間で結論まで行きます。
初診当日検査が必要と判明した場合は、その日の混み具合によりますが、
平均1-2時間の待ちで検査を受けて頂き、
あとは上記のように診察となります。
1往復数時間で、早期に体の状態がわかりますから
安全性で優れていることがわかります。
心臓病には放置しておくと突然死するものも少なくないからです。
専門病院のため、がんなどの他検査をあまりやらないため熟練度も高く、
質的にも優れています。
ハートセンター外来で行う代表的検査は、胸部レントゲン、心電図、尿血液検査、そして患者さんの状況にあわせてABI、心エコー、新型CT、などです。
余計な検査は避けつつ、
しかし他臓器も含めて見落としのないように注意しています。
もちろんハートセンターと言えども現在の厳しい健康保険制度のもとで頑張っていることに変わりはありません。
たとえばものすごい多数の患者さんが同時に病院へ来られ、
それらの方々が同時に検査を受けねばならない状況が発生すれば、
当然検査の待ち時間は長くなります。
保険制度がもっと手厚ければ、
もっと多数の職員を雇ってスタンバイさせるなどの対策が立てられるのですが、
現状ではそれをやると経営が成り立ちません。
そこでときには「これこれの状況で今、2時間待ちですが、その間よろしければ、そとでお昼を食べるなどして時間をうまく使って頂けませんか」などのお願いをすることがあります。
病院経営の両立が必要であることをご理解いただければ幸いです。
私はこれまでその都度ご説明するようにしていますが、
これまでほとんどの患者さんたちは理解し協力してくださっていること、感謝申し上げます。
公的資金ゼロつまり国民の血税を一円も無駄にしない病院ですので、
皆様のご協力はなにより大切で、かつありがたく、
こうして社会貢献できればと思います。
心臓血管外科の病気をおもちの患者さんについて、
「断らない、待たせない、温かい」を日々努力して実践しています。
これは最近世間で問題になっている「医療崩壊」を食い止めるために意義があると信じています。
こうした外来の運営が評価され、遠方からも多数の患者さんがご来院下さるのは光栄なことと思います。
その分、より充実した治療に心を入れて臨みたく思います。
ご注意: 病院を選ぶことと同じほど医師を選ぶことは大切です。
受付や問診票に希望医師名を明記しましょう。
遠慮なく「**先生希望」と書けばよいのです。
それは患者さんの権利なのです。
医師なら誰でも同じとは限りません。
不勉強な医師は患者さんに対して何もしてくれないこともあります。
医師選びも寿命のうちですし、病院や医師を選ぶことは患者さんの権利です。
より良い説明1へ:びっくりしたらまず時間をおいてじっくりと考えましょう
より良い説明2へ:正しい情報を、多角的に取りましょう
メモ1: 私たちは心臓血管外科外来ですが、
弁膜症や心不全でお困りの場合は遠慮なく米田までご相談ください。
これまでも、内科で「打つ手なし、家でじっとしてなさい」と言われたかたが、
ご自身の判断で米田の外来へ来られ、
精査の結果「これは治せる」という判断ができ、
手術などで元気になられたケースは多数あります。
餅は餅屋です。
診察の結果、内科での治療が好ましい場合は循環器内科に紹介し、
かつ協力して治療にあたります。
あるいはもとの病院の先生方とも協力し、
患者さんがどちらの病院にも安心して行けるようにいたします。
メモ2: 私たちは手術日といえども外来を開いています。
それは手術日でも患者さんの病気は待ってくれないからです。
ただし米田が手術室に入っている時間帯は他の医師が代わりに診るか、
あるいは数時間後(または日を変えて)再来して頂ければ手術室から出た米田が診察いたします。
要は臨機応変にお役に立つようにチーム全員で柔軟に対応しているわけです。
メモ3: 大動脈外来も開始しました。
中でも患者さんにやさしいステントグラフト(お腹や胸を切らずに大動脈瘤を治せます)の外来は好評です。
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