循環器内科の先生へのメッセージ―外科を育てるのは内科です

循環器内科の先生方には日本、カナダ、アメリカ、オーストラリア、そしてまた日本と、場所を苦労をともにした内科の先生方は恩人でもあります。何か危急の際に恩返ししたく思っています問わず大変お世話になり、若いころから育てて頂き、頭が上がりません。

心臓手術や治療で共に苦労し喜んだ想い出には格別のものがあります。

現在も育てて頂いているという感覚は変わりません(感謝申し上げます)。

それもあって、内科の先生に頼まれれば少々の重症例困難例であっても、よほどのことがない限り心臓手術や血管手術はNoとは言わず頑張るという方針(No Refusal Policy)を貫いています。

また若い循環器内科の先生方の成長発展のお手伝いをするように努力しています(たとえば数々の勉強会や興味深い症例をジャーナルに載せる応援や筆頭著者、共著者になって戴くなど)。


この心臓血管外科情報WEBはまず心臓手術を検討中の患者さんついで心臓を専門としない先生方を念頭において書きましたので、

表現が平易過ぎ、専門の先生方にはかえって読みづらいかも知れないことをお詫び申し上げます。

記載しましたコンセプトや写真などは参考になると存じますので、よろしくお願い申し上げます。


内容的なところで、比較的私たちに特徴的な心臓手術・心臓血管手術を挙げますと:

救急・緊急に的確に対応することが患者さんを救います●あらゆる緊急・準緊急の心臓血管手術:

足腰が強い病院(名古屋ハートセンター、24時間365日をモットーとしています)の特長を活かします。

たとえば急性大動脈解離不安定狭心症

高度な大動脈弁狭窄症

感染性心内膜炎(IE)、

心筋梗塞後の心室中隔穿孔左室破裂

後者は私たちのオリジナル術式でもあり一層お役に立てるよう努力しています


僧帽弁形成術とくに複雑形成術:

マルファン症候群バーロー症候群などで前尖全部が逸脱したような症例や前尖+後尖症例なども。

400例の経験をもとに人工腱索を必要に応じて2本-12本立てるなどさまざまな工夫をしています。

リウマチ性僧帽弁閉鎖不全症僧帽弁狭窄症再形成術に力を入れています

ワーファリンフリーに全力を上げています。


大動脈弁形成術

10代ー40代の二尖弁ARなどが良い適応となります:

人工弁よりも患者さんにメリット大と判断される場合に行います。心電図も大切です

 

●長年月にわたる心房細動AFに対する「心房縮小メイズ手術」:

一般にメイズ手術の対象とされる発作性心房細動ではなく長期AFでも除細動90%を超えています。

最近は海外のエキスパートの先生方にも使って戴くようになりました。

ワーファリンが止まったときの患者さんの喜びを皆で共有しています。


●石灰化病変をもつ僧帽弁(いわゆるMAC)に対する僧帽弁形成やMVR。


虚血性心筋症拡張型心筋症に対するDor手術変法SAVE手術

この10年以上打ち込んで来た手術で、最近2年以上は同じ重症でも待機手術死亡率が0%を続けています。


機能性MR虚血性MRDCMのMRなど)に対する僧帽弁形成術:

単なるMAPではテント化が取れない場合の弁下組織形成左室形成で弁形成術が完遂できるようにしています。

特に近年難問とされる後尖のテント化の解決に取り組んでいます。


透析患者さんの長期予後もずいぶん良くなりました。心臓や血管を守ることがキーとなります。大動脈基部拡張とくにマルファン症候群

David手術などの基部形成・再建やバルサルバ人工血管を用いたベントール手術あるいは低侵襲の埋め込み型ベントール手術(インクルージョン法、ミニルート法)を行っています。


透析症例や低心機能症例へのオフポンプバイパス(オプキャブ)

豊橋ハートセンター大川先生の方法を活用し、安定した成績を上げています。

重症の糖尿病ASOをもつ患者さんなども同様です。


サルコイドーシス左室緻密化障害などの難病への手術:

解説や英語論文のページをご参照ください。

患者さんの状態や必要性を考慮した心臓手術で全例うまく行っています。数は少ないですが、

若い方も多く、社会的に重要と心得ています。


ご高齢者: 患者さんやご家族の生への希望と熱意があれば90代でも手術しています。

 高齢者の患者さんもお元気に楽しく暮らせるようになり、手術を受けて本当に良かったと言って下さいますOPCABAVR僧帽弁形成術あるいは弓部大動脈手術などが多いです。


成人先天性心疾患

クレフトMRIHSSPDAASDPHVSDcTGAエプスタイン病先天性ARその他。

こども病院の専門家の応援を戴き、大人とこどもの両方の視点から治療しています。


ペースメーカーTR(三尖弁閉鎖不全症):

私どものオリジナル形成術式で弁置換を避け弁形成が完遂できています。

肝不全になるまでにご相談頂ければ安全性が高まります。


再開心術や再々開心術: 

CABGや弁膜症その他で


胸部大動脈瘤腹部大動脈瘤ASOなど;

人工血管置換術やバイパス手術で。低侵襲のステントグラフトEVARTEVAR)も行っています。


●その他: bFGF徐放を用いた効果的かつ安全な血管新生とくに動脈新生治療(再生医療)は、心臓に対して臨床試験を進めています。

認可や支援が得やすいタイ国バンコックにて行っています。

近い将来、日本特に名古屋で実施できるよう準備中です。


があります。詳細はそれぞれのページをご覧ください


循環器内科を御専門とされる先生方のご意見やご指導を頂ければ幸いですし、

「心臓手術ができるのだろうか」

「他に何か方法はないのだろうか」

などお困りの症例などがありましたらいつでもご連絡下さい。


予約時に「米田副院長希望」と言って頂ければ米田が責任もって対応させて頂きます。

なお円滑な病診連携のために、ご紹介には治療等終了後に逆紹介を原則としています。

Heart_dRR
お問い合わせはこちらへどうぞ

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最終更新日時

  • 平成24年 1月30日(月曜日)