愛知医科大学病院
愛知医科大学病院は臨床志向型の大学教育病院であり、
そのポリシーは愛知県唯一の高度救命救急センターや映画やテレビなどにも登場するドクターヘリに象徴されている。
各種難病や脳卒中・がんなどさまざまな高度専門医療に取り組む大学病院らしい姿もよく見える病院である。
すでに30年近い歴史があり医学や地域医療のさまざまな局面で貢献しておられる。
著者(米田正始)も名古屋ハートセンター立ち上げのあと愛知医科大学病院やその卒業生の先生方にも大変お世話になっている。
実践を重視し、真面目に患者さんの治療に黙々と取り組む、そして厚い信頼を得ている、といった先生方が多いような印象をもっている。
救急救命医療に多大な力を注いでおられるのはうなづけることである。
以前に救急救命部の先生とゆっくりお話する機会が得られたが、まだまだ救急が未完成なこの国にあって、新しい立派な救急医療の構築へ向けて大変なご苦労をされていることを知り感嘆したものであった。
まさに反骨精神と使命感と感心した。
現在でもたらい回しに象徴される救急救命医療や態勢の遅れが話題になる中で、いくら努力してもなかなか迅速には変化しない救急医療には歯がゆいことが大変多く、愛知医科大学の先生方のご苦労が実感できた。
著者が名古屋エリアで仕事を始めてから愛知医科大学の名誉教授や教授の先生の患者さんの心臓手術にあたらせて戴く機会も増え、
家族のように親身に世話をされ私の方へも有用なご意見を下さったり、
他臓器のコンサルトが必要な時には自ら信頼できる医師を探して下さったのが印象的であった。
それだけに大きな手術が無事にできたときその努力を大変評価戴き、治療の喜びが倍増したのを覚えている。
また先日、別の先生であるが、偶々著者が得意とする手術(心筋症心不全がらみの僧帽弁形成手術やペースメーカー原因の三尖弁閉鎖不全症の形成術)を希望して愛知医科大学病院の患者さんが来院されたときも、詳細なデータや協力を惜しみなく送って下さったのを感謝している。
普通ではなかなか手術が難しいマルファン症候群の複雑僧帽弁形成術の患者さんが来られたときも同様であった。
ちなみにその患者さんは東京の専門病院へ行く準備をしている間に名古屋ハートセンターが開院となり渡りに船と来院されたため、愛知医科大学病院には結果としてご迷惑をかけていない。
逆に愛知医科大学が得意とする領域・疾患の患者さんがおられればご紹介している。
愛知医科大学病院では循環器領域でも実績業績のある先生方が指導にあたられ、平素の臨床活動はもちろん、学会や地域の研究会などでもお世話になっている。
名古屋ハートセンター心臓血管外科は専門病院ゆえ小回りが効き動きが素早いことと、
異なる専門領域(得意種目)を持つという特徴を活かして大学病院と連携を深めて行きたく考えている。
2009年11月記
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