3)Q: 病院全体の立派さと心臓外科の立派さは別?
Q. 病院全体の立派さと心臓血管外科の立派さは別?
たくさん建物や機械類が並んでいても、実際に心臓や血管の患者さんを治療するのに関係のないもの、たとえばがん関係が多いなら、それは必ずしも意味が大きくないことになります。
場合によっては個々の医師や技師が心臓血管以外の業務に忙しくなって、心臓血管の治療の熟練度やレベルが下がるというマイナス点も目立つこともあります。
がんも心臓も脳神経もと言うように、何でもやるというのは何も本当にはできないというのが技術職(検査や手術その他)のよくある本音なのです。
そのため海外の有力施設では心臓センターなどの形で独立したり別棟にして心臓血管の迅速で集中した治療が成り立ちやすいように工夫するところが多いです。
もちろん心臓血管の専門施設の多くでは他臓器疾患への対策や他院連携などを重視しています。
日本の大きな病院の中によくある心臓センターは手術や検査その他が独立しておらず、名前だけのセンターであることが多いのが残念です。
独立した専門センターや専門病院の良さはその機能の高さです。
たとえば心臓専門の病院でベッド数60-80なら、心臓領域についてはベッド数1000-1200の総合病院よりは遥かに強力です。
また看護師さんや事務員さんの姿勢・態度から病院の本質が見えることもよくあります。
医療現場でのコメディカルや事務職の役割は年々大きくなってきています。
こうした重要な役割をもった人たちがなるべく緊急を減らそうとか、なるべく手間のかかる患者を断ろうとか、心臓手術を少なめにして楽に回そうなどの発想を持っている施設ではおのずと医療崩壊の兆候が指摘されています。
病院や医師を選ぶとき には、レッテルでなく内容本位で考えることが大切でしょう。
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