遠方の患者さんの場合は

遠方の患者さんの場合は

全国から患者さんが来て下さることを光栄に思います心臓の手術は普通は一生にそう経験することのない大きな出来事です。それだけに病院や心臓外科医を選んでどこへでも行きますというスタンスの患者さんは少なくありません。とくに医療を良く知る医師やそのご家族にそうした方が多いのが病院選びの大切さを物語っていると思います。

私の場合は名古屋ハートセンターへ九州(福岡、鹿児島)や四国、京都、大阪、和歌山、奈良、神戸、東京、福島、北海道その他さまざまなところから患者さんが来て下さり、それ自体医師として光栄なことと思います。

遠方から来て戴く場合、交通費や時間などを含めてある程度のご負担は避けられませんが、来てよかったと言って頂けるよう、全力を上げています。これは私個人だけでなく病院の他職員も同様に努力しています。遠方の方へのご配慮としては遠方から来て戴く負担を上回るメリットが患者さんにもたらされるように努力しています

1.ご自宅と病院の往復回数をできるだけ減らすよう、必要な検査等は集中的に行い、また 地元の病院のデータも活用します。

このとき、検査等を患者さんのご希望を極力実現できるよう、病院の特長である足腰の強さを活かして工夫します。

ある種の大病院のように初診に検査に説明にと何度も行き来するよりも、多少遠方でも一回で効果的に検査と説明ができる方が負担は少ないですとよく言って頂いています。

2.遠方の患者さんほど、十分な運動・心臓リハビリをこなしてから、退院していただくようにしています。

通常は手術のあと1-2週間程度で退院
患者さんの家庭事情や病院への距離なども考えて退院や通院の予定を立てますできるケースが多いのですが、遠方の患者さんの場合はご本人やご家族と相談しつつプラス1-2週間の余裕をつけて戴いてから退院して頂いています。状況によっては地元の病院と相談し、そこでさらに1週間ほど運動・リハビリののち帰宅していただくなどの方法も取ります。

3.手術直後は近くの患者さんの場合はしばらく当院外来にて診察・検査・投薬を行い、落ち着いた段階でかかりつけ医にもどっていただくか、もともとかかりつけ医がいない場合は協力して地元で良い先生を探すようにしています。

病病連携や病診連携を大切にします遠方の方の場合は身体の状態を見ながらそのタイミングを考えるようにしています。

また遠方のハンデを減らすよう、ちょっとした質問でもできるよう、携帯やメールで私自身が対応できるようにしています。

遠方の場合ですから地元の病院を大切にし、当院入院中は経過の報告を入れたり、退院時にも詳細なデータをお送りし、地元に戻ってから患者さんが大切にされるよう配慮しています。地元の先生から見れば、手術のみ外注に出したという感覚になるように努めています。昔の学閥や医局制度が強かった時代ならいざしらず、現代は患者さんが満足できればこだわりなく患者さんの希望に応えるのが立派な臨床医の普通の姿です。

地域医療と専門医療の協力も大切と考えます

4.何よりも地元の病院でできない手術を、あるいは同じ手術でもより安全に行うよう努めて います。手術が必要な状態なのに、地元の有力病院で断られて私どものところへ来られるというパタンが多いですが、より良いものをもとめて来院くださるケースもあります。

なお名古屋は新幹線の本数が多く、空港も2つあるため、交通の便そのものは比較的恵まれています。

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最終更新日時

  • 平成22年 7月26日(月曜日)