医療費はどのくらいかかりますか?―日本の医療制度の良い面を守りましょう

心臓手術は体のさまざまな手術の中でも大きい部類に入りますのでお金もかかると思われがちです。たとえば日本心臓財団のパンフレットでも心臓手術は多数の人員と材料や薬品を必要とする集約治療のためにお金がかかります

冠動脈バイパス手術(体外循環なし)、1枝治療、25日間入院で 220万円 とか
人工弁置換手術 (体外循環あり)、1弁置換、20日間入院で 450万円 などです。

患者さんの自己負担額は比較的抑えられていますしかし加入している保険によっては、医療費自己負担割合が異なり、所得による負担上限額があったりします。

また、高額療養費の申請を社会保険事務所(組合健保の場合は健康保険組合)に行うことで、自己負担額が月額 8万円程度で済むことがあります。


確定申告(所得税の医療費控除)により高額医療費は還付されるため、最終的な自己負担額はさらに軽減されます。


つまり現在のところ、心臓の手術については、実際の医療費の大半を保険が肩代わりしてくれると言えましょう。

こうした患者さんを守る制度を大事にしていきたいものです。

一般に、不況になれば経済的余裕がなくなるため、病気があるのに病院へ行かなくなるという、いわゆる受診抑制と言われる現象がみられます。

そのために手遅れになり命を落とす方があるのは残念なことです。皆でしっかりと制度を守る必要があります。


私は中国やベトナム、タイその他で手術経験がありますが、

いずれの国でも日本のような充実した医療保険はなく、心臓手術のように大掛かりでお金のかかる手術を受けるためには、患者さんはそのこどもさんを売るしか道がないこともよくあります。

悲劇です。

 コストダウンをハイクオリティと両立させる努力をしています

私たちはどの心臓病患者さんも貧富の差なくしっかりとした治療を受けられる病院を理想としています。

一例をあげますと、大部屋といえどもプライバシーが確保しやすく、付添の方がベッドで休めるだけのスペースを確保してあります。

そういう工夫の積み重ねで良い治療も意義が大きくなると思います。

Heart_dRR
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最終更新日時

  • 平成24年 2月12日(日曜日)