7) 虚血性心筋症に対する左室形成手術にはどういうものがあるのですか?
現在、超重症の方を助けるべく、一般的なドール手術(Dor手術)(虚血性心疾患・手術事例2)を改良したセーブ手術(SAVE手術)(虚血性心疾患・手術事例3)(心臓の形を自然できれいに保ち、傷んだ部分を十分に修復し心臓の力が最大限に発揮できます)やバチスタ手術(変法)(改良バチスタ手術とも呼んでいます、心臓の先端部分を温存し自然の構造を守るのが特長です。
心筋症のページをご参照ください)を用いてさらに良い成績を上げつつあります。
また左室形成術に加えて両室ペーシング(CRTと略します)という方法を併用することで一層術後の心機能を改善させています(虚血性心疾患・手術事例4)。
心臓や全身の状態にもよりますが、心臓移植しかない(しかし年齢等の制約で移植ができない)と言われていた患者さんがこれらの手術で元気になられたというケースが多数あります。
セーブ手術と改良バチスタ手術は左室を修復する場所におうじてきれいに使い分けています。適応があれば80歳代のご高齢の方にも左室形成術を行い元気になって戴いています(虚血性心疾患・手術事例5)。
なおオーバーラップ手術(Overlap手術)(虚血性心疾患・手術事例6)という手術も行うことはありますが、効果が左室の根っこ部分にはあまり効かずかつ病変部を残すため長持ちしない心配が強く、動物実験でもあるていどそれを確認しているため、ケースバイケースで活用しています。
心不全・心筋症に対する左室形成手術では他病院からも手術依頼があり、それに応えていますし、近隣地域はもとより遠方の移動できない重症患者さんのために出張して手術した実績も多数あります。より大きなチーム医療が役立つ領域です。
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