4. 虚血性心疾患―心臓が酸欠状態になるため危険
はじめに、、、
虚血性心疾患は多数の方々を襲う可能性のある現代病です。とくに心筋こうそくに至ってしまうと命の危険が高い病気です。しかしこの病気はかなり予防できますし、予防できない場合でも早期発見と早期治療で死亡リスクを減らすことが可能です。社会復帰の見込みも高まります。この虚血性心疾患になりやすい、いわゆるリスクファクターをお持ちの方々、たとえば糖尿病や腎不全あるいはメタボなどの場合は、そうした努力が一層意味をもちます。
1)虚血性心疾患とは どういう病気ですか (末尾の参考資料もごらん下さい)
糖尿病や慢性腎不全・血液透析の患者さんは、対策を立てない場合は冠動脈がどんどん悪化するという心配がありますが、より重点的な予防策を立てることで安心安全を確保しやすくなります。
◆ 糖尿病 について: 万病のもとですが打つ手はあります
◆ 慢性腎不全・血液透析 について: 心臓や血管を守れば予後は大きく改善します
◆ ご高齢の患者さん について: 今は楽しく長生きするのが普通の時代です
◆ 糖尿病性網膜症 につきまして: 意外に心臓や血管もやられているものです
治療につきまして、、、
虚血性心疾患の治療はまず予防、ついで生活改善やお薬での治療が行われます。それでもダメなときや、心筋梗塞の危険が迫っているときなどは、カテーテルという管を使って冠動脈を広げる治療(PCI、ピーシーアイ)が行われます。PCIでもダメなときや、PCIが適切でないときには外科で冠動脈バイパス手術が有効となります。
2) 狭心症 にはどういう手術があるのですか
3) 薬剤溶出性ステント(DES) は万能なのですか: 皮膚へのやさしさと内蔵へのやさしさのどちらが大切かということも考える必要が時にあります
4) 冠動脈バイパス手術の安全性 はどのくらいですか: 高い完成度が達成されています
◆ とくにオフポンプバイパス手術について :すでに定番の手術となり、多くの方々によろこばれています
◆ MIDCAB (ミッドキャブ) 手術 とは?: 以前からある手術ですが、最近その良さが見直さ れる方向にあります
◆ 川崎病患者さんの成人期の冠動脈疾患につきまして: こどものころの川崎病は完治していても、大人になってから動脈硬化が進行し狭心症や心筋梗塞を発生することがあります
◆ Syntax研究3年の結果と欧州のガイドラインはこちらです。EBMにもとづく医療を推進するためにもぜひごらんください。
◆ SYNTAX研究4年の結果: ついに生存率でバイパス手術がカテーテル治療PCIより優位に立ちました
5) オフポンプバイパス手術は心筋に埋もれた冠動脈 には弱いと聞きましたが: 工夫ができます
もっと悪くなってからでも、、、
虚血性心疾患の治療は、心筋梗塞になるまでに行うのが良いのですが、そうは言っても心筋梗塞が発生してから病院へ来られるということは、まま起こることです。しかし心筋梗塞が起こればもうおしまい、というわけではありません。現在は有効な治療法が多くあり、決して単純に諦めていけません。
6) 狭心症が悪化して心筋梗塞になってしまって からでも手術はできるのですか : できます
.
7) 虚血性心筋症にたいする左室形成手術 にはどういうものがあるのですか?: いくつかの方法を患者さんの状態に応じて使い分けます
◆ 左室瘤の治療は?: 大きな左室瘤などでは手術が有益です。手術後とくに元気になりやすい病気です。
8) 心筋梗塞のあとなどに起こる虚血性僧帽弁閉鎖不全症 (虚血性MR) は治療が難しいと聞きますが: ずいぶん進化しました。
◆ 機能性僧帽弁閉鎖不全症とは?
9)心筋梗塞のあと、心臓が破れたり中の壁に穴が開いても 手術できるのでしょうか: できます。ただし生きて病院にたどり着かねばなりません .
10) 心筋梗塞のあと、心臓の中(心室中隔)に穴があく心室中隔穿孔VSP ではどうでしょうか?: かつては治りづらい病気でしたが現代は体の状態がまだ保たれているうちに手術すればほぼ治せるようになりました。
近未来の医療が現実に、、、
心筋梗塞や梗塞のあとのさまざまな問題は、これまで難病あつかいになって
いました。しかしこれも治せるという光が見えて来ました。上記の外科治療や内科治療に加えて再生医療を行えば、極端に弱った心臓でもそのパワーを取り戻す、そういう時代がすぐそこまで来ています。
11) 心臓の再生治療 は使えますか?
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参考資料 ”
All About” から ~拙筆です。こちらもご覧下さい~



