3) 大動脈弁 ①どんなタイプの病気が?手術は?―危険な病気も

Q: 大動脈弁の病気ではどんなタイプがありどんな手術がされるのですか?


一般的な大動脈弁の形を示します 大動脈弁の病気(大動脈弁膜症)には弁が狭くなる大動脈弁狭窄症や弁が閉じなくなり逆流する大動脈弁閉鎖不全症があります。


大動脈弁閉鎖不全症や大動脈基部拡張などのケースを中心に弁形成できるケースもあります。

しかし高齢者などではまだ長期間の成績が確立しておらず生体弁の方が有利というデータも多く、安全確保の観点からは現在も弁置換術が主流です。

ただし若い患者さんとくに10代‐20代の場合は弁形成術が大きなメリットをもたらす場合もあり、私たちは積極的に弁形成術を行っています。

患者さんの状況やライフスタイル、ニーズを勘案することも大切です。


大動脈弁狭窄症ではほとんどのケースで弁置換術が行われます。

弁が硬くて形成に適さないからです。

弁置換術になる場合、60歳までは機械弁が多く、60歳以上は生体弁が多いのですが、患者さんのライフスタイルとご希望によってはお若くても生体弁を入れることもあります。


これからの治療法として折りたたんだ生体弁をカテーテル等に乗せて心臓に植え込む経皮的大動脈弁植え込み術(TAVI)があります。

まだ試験的な使用で、問題も多いのですが、今後の発展が期待されます。

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最終更新日時

  • 平成24年 1月30日(月曜日)