3) 大動脈弁 ⑥大動脈基部の病気は?

Q: 大動脈基部 (大動脈の根っこの部分) の病気にはどういう手術があるのですか?

大動脈基部手術ではベンタール手術(ベントール手術)大動脈基部再建をその患者さんの状態に応じて使いわけています(弁膜症 手術事例10)。

大動脈基部の構造。レオナルド・ダビンチも研究した絶妙の構造によって弁が長持ちするようになっています大動脈基部の構造(左図)のうち、弁尖以外は手術にて再建が可能です。

弁尖もゴアテックス糸による形成や吊り上げなど、さまざまな工夫はできますが、まだ長期の安定性が不明な面もあり、さらに検討が必要です。

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狭小大動脈弁に対する手術法ですなお大動脈弁輪や大動脈基部が小さいとき(いわゆる狭小弁輪)、左図のようなニックス手術マノージャン手術などの大動脈基部拡大術を併用し、十分なサイズの弁が入るようにします。

最近は小さくても高性能な人工弁が増え、これら大動脈基部拡大手術は以前ほどはやらなくてすむようになりましたが、現在でもときおり、これなしでは手術が成り立たないということもあり、安全のために重要なバックアップ法 (セーフティネット) と位置づけています。

大動脈基部再建の方法です。患者さん自身の弁を温存するか、生体弁をうまく使うことでワーファリンなしの生活を確保できます自己弁を温存する大動脈基部再建手術(いわゆるデービッド手術ヤコブ手術)では長期間少なくとも10年以上は大丈夫と考えられる症例に施行しています。

10年持たないと考えられる患者さんにはベントール手術ベンタール手術)を行います。生体弁をもちいたベンタール手術が適応になる患者さんにはさらに良い方法があります。それがミニルート法(またはインクルージョン法)です。

3) 大動脈弁 ⑥b ミニルート法(インクルージョン法) のページへ進む

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最終更新日時

  • 平成22年 3月12日(金曜日)