2) 僧帽弁膜症とメイズ手術 ③虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成術
Q: 虚血性僧帽弁閉鎖不全症ではどのように僧帽弁形成手術を行うのですか?
僧帽弁閉鎖不全症の中でも虚血性僧帽弁閉鎖不全症は最も形成が難しく予後が悪いといわれています。
とくに弁が強く「テント化」(左心室側に牽引される)の著明なケースは弁形成手術が難しいといわれています。
虚血性僧帽弁閉鎖不全症は予後の悪い疾患として昔からよく知られ、これまでにいくつもの方法が欧米を中心に発表されて来ましたが、私たちはこうした重症例でも必要に応じて左室形成手術を併用して左室を治したり、二次腱索を再建する術式(腱索転位術、腱索トランスロケーション法 chordal translocation)を考案しテント化を解決しつつ左室を守り、ほとんどのケースで弁形成に成功しています (弁膜症 手術事例5)。
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