2) 大動脈解離とは?―壁が裂ける!

Q: 大動脈解離とはどういう病気ですか?


大動脈解離は大動脈の壁が内外に裂ける病気で、大変強い痛みが背中や胸に走ります。 大動脈解離は大動脈瘤とは違う形をしています。患者さんはそのままではまもなく死亡されるため、急いで緊急対応できる病院に行く必要があります。時間勝負です昔、石原裕次郎さん、最近加藤茶 さんが手術を受け元気になられたことで有名になった病気です。

つい最近(2010年2月)には立松和平さんがこの病気で亡くなられました。

病気の場所によっておおざっぱに2種類あります。


そのうちスタンフォードA型(左図の左側、心臓に近 大動脈解離(A型)のCT写真です。大動脈の壁が裂け(矢印)、内側が2つにわかれているのが見えます。い部位が解離します)では緊急手術が必要です。

手術しないと発症2日間で約半数の患者さんが、発症1週間でほとんどの方が亡くなる重い病 気です。

手術が間に合えばほとんどの患者さんを助けることができますので迅速で的確な対応が大切です。


写真右のCT写真(体を輪切りにした写真が撮れます)は上行大動脈の壁(矢印)が裂けて大動脈が2つに割れているのを示しています。


大動脈解離(B型)のCT写真(3次元再生)です。下行大動脈が2つに割れているのが見えます。スタンフォードB型(上図の右側)は通常は手術ではな く点滴やお薬などで血圧等を調整しながら治します。ただし破裂しそうなときなどには手術が必要となります。

そこで落ち着いている方でも年1-2回は定期健診し、安全を確保するようにしています。


左の写真はCT写真をコンピュータで3次元再現したものです。

大動脈壁(内膜と呼びます、矢印)が裂けてはがれて下行大動脈が2つに割れているのがわかります。

 

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最終更新日時

  • 平成24年 2月12日(日曜日)