1) 心臓弁膜症、総じて ②どんな原因の弁膜症が?注意点は?
Q: どんな原因の心臓弁膜症が多いのですか?注意点は?
心臓弁膜症は昔はリウマチ性のものが多かったのですが、最近は動脈硬化性や変性(年齢による)あるいは感染性心内膜炎(ばい菌に弁が破壊される病気)によるものも増え、全体として増加傾向にあります。動脈硬化性の中には慢性腎不全・血液透析によるものも増えつつあります。また生まれた時からの弁の病気が大人になって重症化するある種の先天性と呼ばれるタイプもあります。
軽症の間はお薬や養生で良いのですが、一旦心臓に無理がかかりだ
すと、手術をして病気の進行を止める方が安全なケースも多く、中にははっきりした症状がでる頃には心臓がうんと悪くなっているという病気もあり、専門医とよく相談することが大切です。
慢性腎不全・血液透析による弁膜症も治すことがほとんどの患者さんで可能です。透析を手術直前や手術中に活用し、うまく全身を守るようにします。手術の後は、透析がずいぶん楽になりましたとよく喜ばれます。
なお感染性心内膜炎の患者さんはばい菌の塊が心臓から外れて脳や全身に飛びそうな場合は早期手術が必要です。というのはもしその塊が脳へ飛べば脳こうそくとなり重大な事態になるからです。
僧帽弁では心筋梗塞のあとで発生する虚血性僧帽弁閉鎖不全症が増加しています。
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