1) 手術が必要な大動脈の病気とは?―「こぶ」と「き裂」?

Q: 手術が必要な大動脈の病気にはどういうものがあるのですか?

A: 真性大動脈瘤と大動脈解離(別名 解離性大動脈瘤)があります

大動脈瘤はあるサイズを超えると破裂しやすくなります真性大動脈瘤(りゅう)は大動脈の壁が弱くなり 膨らんでこぶのようになる病気で、近年増加の傾向にある病気群です。

瘤が破れるとほとんど即死 になってしまいますし、血栓などが瘤の中にできてそれが血管を塞いでしまうとその臓器に大きな問題が起こり ます。



たとえば脳ならば脳梗塞が起こり命にかかわる事態となることも少なくありません。

真性大動脈瘤は胸部大動脈の場合直径6cm前後になれば破裂の危険が高まります。

腹部大動脈では直径約5cmが目安です。

ただしマルファン症候群や大動脈二尖弁などの結合組織疾患がある方や、大動脈炎の患者さん場合はそれより小さい直径で破裂することが知られており、胸部大動脈で言えば直径5cm前後で手術が勧められることもあります。

また動脈瘤の形が紡錘状では上記が目安ですが、局所的にぽこっと膨らむ「嚢状瘤」では、サイズが小さくても破れやすいため治療が必要となります。

その患者さんの大動脈の強さも勘案した、キメ細かい対応がいのちを救うのです。


大動脈解離は大動脈の壁が内外に裂けて、出血したりさまざまな内臓の虚血を起こし、そのままでは命にかかわる重い病気です。

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最終更新日時

  • 平成24年 2月12日(日曜日)