拡張型心筋症に対するセーブ手術
1歳半の男児。生後まもなく心筋症と診断され内科治療を受けていたが、心不全が悪化し手術となった。心室中隔がほぼ全域にわたって薄くなり収縮力を落としていた。
1.左室前壁に病変がないため、右室心尖部を開け、心室中隔に達しました。心室中隔は薄くペラペラで拡張していため、これを切除しています。
2.右室越しに心室中隔(矢印)を切除し終えたところです。
3.心室中隔と左室自由壁にセーブ手術( SAVE手術)のパッチの糸をかけています。完全房室ブロックにならない範囲でできるだけ心基部まで形成して左室機能の回復を図りました。
4.パッチが左室内深くに入り、あとは心室中隔と左室を閉じるだけです。術後4年が経過しますが患児は元気にしておられます。
5.術前エコー、収縮末期像。心室中隔が薄くなり瘤のように飛び出して右室を圧迫しています(矢印)。
6.セーブ手術・術後エコー、収縮末期像。パッチ(矢印)を心室中隔の深いところまで縫いつけ、心室中隔の動きのパタンも改善し、右室への圧迫も軽減しました。









