やや複雑な僧帽弁形成術

55歳女性、僧帽弁前尖の腱索断裂による逸脱のための閉鎖不全症に対してゴアテックス人工腱索と僧帽弁輪形成術(MAP)で再建しました。また慢性心房細動に対してMaze(メイズ)手術を併せて施行しています。

21_31.僧帽弁前尖の腱索が断裂し(矢印、ピンセットで断裂した腱索を引いています)、前尖は強く逸脱しています。前尖そのものの変形や変化は軽いため、腱索を人工のものに変えるだけで弁の逆流は解決できると判断しました。

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22_22.前尖に人工腱索(矢印)を刺入したところ。

この人工腱索の適切な長さの設定が手術成績を左右する重要項目です。

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23_33.僧帽弁輪形成(MAP)のリングを取り付けているところ。

これは長期成績を改善する上で極めて重要です。

なおリングには硬いタイプと柔軟なタイプ、全周性とそうでないもの、患者さんの心膜使用のものなどがあり、適宜選択しています。

24_34.左室へ生理食塩水を注入しても弁逆流なく、弁を押して逆流することを確認(逆流試験OK)。

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25_35.肺静脈隔離術のあと僧帽弁輪周囲部を冷凍凝固(矢印がその器具)して心房細動を治しているところ。メイズ手術と呼びますが、肺静脈隔離術単独よりも効果が高いことが報告されています。

通常のメイズ手術が効きにくい巨大左房の患者さんや心房細動期間が10 年を超える患者さんでは心房縮小メイズ手術を開発し、十分除細動が可能な状況になりつつあります。

左上に僧帽弁輪形成(MAP)のリングが見えます。

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名古屋ハートセンター 10月1日開院

最終更新日時

  • 平成20年11月18日(火曜日)